「オイル美容」が逆効果になる!? 間違った使用方法で乾燥肌に………
乾燥肌・脂性肌・混合肌等、お肌ひとつとっても色々あります。
そんな中、オイル美容は特に乾燥肌の方に効果的な美容法といわれています。確かに使い方によっては効果的な面もありますが、間違った解釈のまま巷に広まっている情報もあります。
「これから乾燥対策に向けてオイルを使おうと思ってる」「オイル美容が効果あるって聞いて始めたけど、いまいち効果が見られない」という方に向けて、オイル美容の本来の効果と注意点についてお伝えします♡
オイル美容とは??
どんな使い方をするの??
一般にオイル美容とは、天然のオイルを取り入れて行うスキンケアの総称です。
顔・身体・頭髪等様々な部位への使用ができます。
また、お肌との相性も良いため、ブースターとしての使用や、保湿アイテムとしての人気も高いのです。
- スキンケア後の最後に塗る
- 洗顔後にまずオイルを塗る
- 化粧水とオイルを混ぜて使用する
- クレンジングに使用する
- マッサージに使用する
- シャンプー後のトリートメントとして使用する
- ファンデーション等のメイク用品に混ぜて使用する
このように、幅広い使い方ができるという点も人気の理由の一つのようです☆☆
使うオイルはどんなもの??
オイル美容においては様々なオイルが用いられます。
よく用いられるのは、
- ホホバオイル
- アルガンオイル
- マカダミアナッツオイル
- オリーブオイル
- ココナッツオイル
等の植物由来のオイルです✨
その中でも、100%天然等のオーガニック商品が多くの人気を集めています。
どんな効果があるの??
これは皆さん一番気になりますよね?(⌒∇⌒)
簡潔に言えば 保湿効果 です。
今回はこの保湿効果について掘り下げてみたいと思います。
1.スキンケア後、最後にオイルを塗る事への効果
普段のスキンケアの最後の仕上げにオイルを塗る。これで保湿力アップ!!
これが特徴となります。
一般的なスキンケアの手順で考えると
- 化粧水で水分を与える
- オイルを塗る
という順番になると思います。
この順番でケアすれば確かにお肌はしっとりします。
それもそのはず、実は
お肌とオイルは相性が良いのです♥♥
その理由は、肌表面にある油膜です。直接水分を与えただけでは、この油膜によっって水分を弾かれてしまいますが、オイルは油分の為抵抗なく油膜と馴染んでくれます。
このようにお肌への馴染みが早い為、しっとりした実感を得やすいのです☆☆
そしてこのオイルはお肌表面の水分の蒸発を防ぐ働きもあり、乾燥対策にもなっているのです。
しかし、この話には続きがあります。
しかもすご~く大切( ..)φメモメモ
且つ世間ではほとんど注目されていない注意点です!!
2.洗顔後すぐにオイルを塗ることへの効果
洗顔直後のお肌にオイルを塗ることでブースターの役割を果たし、その後の化粧品がお肌に浸透しやすくなると言われています。その1番の理由が、オイルによってお肌が柔らかくなるからです。
では、オイルの使用によってお肌は柔らかくなるのでしょうか?
結論、お肌は柔らかくなります✨
最近話題のオイル美容が人気なのも、このお肌が柔らかくなるという理屈から来ています。普段ハンドクリームを塗ってお手入れすると手がなめらかになりますよね?
このようにオイルはお肌を柔らかくします。この理由が何度も出ていますが、お肌になじみやすいからです。
では、お肌が柔らかくなると化粧品は浸透しやすくなるのでしょうか?
柔らかいお肌は、化粧品の浸透がとても良いです✨
そのため、「お肌が柔らかくなると化粧品が浸透しやすくなる」というのは正しいです。
となると、「オイル使用 = 化粧品の浸透が良くなる」ということになりそうですね!
しかし、ここでも注意が必要ですよ⚠⚠
では、「スキンケアの最後の仕上げにオイルを使用する」際の注意点と、「洗顔直後にオイルを使用する」際の注意点をこの後お話します。
オイル美容の誤解と注意点
⚠⚠「スキンケアの最後の商品の仕上げにオイル」 注意点3つ⚠⚠
①実は乾燥しています!
世間のコンテンツを見ると、保湿効果ばか強調されていて、その他についてあまり触れられていません。
そのため、100%保湿できると思い込んでいる方もいらっしゃると思います。しかし、オイルはあくまで乾燥するまでの時間を延ばしているだけなのです。
これは一例ですが、お肌が乾燥するまでの時間は、オイル未使用の場合3時間、使用時は4時間といわれています。
そのため、オイル使用時の効果については、「乾燥するまでの時間を延ばすことが出来る」と解釈すると誤解なく使用できると思います。
②乾燥しないという錯覚が間違ったスキンケアに結びついている!!
先ほどの話の続きになりますが、この錯覚を生んでいるのが使用後のしっとり感です。
これは油分によるものがほとんどです。これにより水分は蒸発していてもそれがわからない、という状態になることがあります。
例えると痛覚が無くなった状況と同じです。痛覚が無くなると骨が折れていてもわかりませんね?
実はこの状態がとても危険なのです。
この状態のまま長い時間経過すると、知らない間に乾燥肌が深刻化し肌トラブルを招く、、、という結果が起こりやすくなります。
③保湿ができない!!
これも①の続きの話になりますが、先ほども出たように「オイルの油分が化粧水の水分を弾く」ため、根本的に保湿ができない状態を作っているのです。
人間の皮膚は表面は水分と油分(皮脂)が混じった状態です。
一方オイルは100%油分の為、人間の皮脂よりも水分を弾きやすいのです。
それ故角質層からの水分蒸発を防いでいるのですが、これは「オイルの上から保湿できない」状態を意味します。
また、人のお肌は年齢を重ねる毎に水分保持能力が低下しています。それだけでも危ない状態なのにさらに保湿できない状態を作っているのがオイル美容なのです。
これは正直危険です。この状態を知らぬままお肌にダメージを与え続けると、シワやたるみの原因となります。そのため、時間に関係なく保湿するのが本来のスキンケア・エイジングケアといえます。
では続いて2つ目のスキンケアについてみてみましょう。
⚠⚠洗顔直後のオイル使用の注意点⚠⚠
①オイルを塗るとその後の化粧品が弾かれてしまう!!
油分100%のオイルは水を弾きますし、「水と油は混ざらない」という原理は自然界の法則なのです。
最近人気のオイル美容でも「先にオイルを塗れば水分は弾きません」と謳っているところも見かけます。
これの大きな根拠は先ほどお話した、「お肌が柔らかくなり、浸透率が上がる」というものです。
もちろんお肌が柔らかいに越したことはありませんが、「お肌が柔らかくなり、浸透率が上がる」ことと、「水分を弾かない」ことは関係ないのです。お肌をオイルで柔らかくしても水分を弾いてしまうのであれば、オイル使用後のスキンケアの意味がなくなってしまいますよね??
そしてもう一つ根拠として挙げられているのが、「しっとりとした使用感」です。
これは本当なのでしょうか?
②オイル使用でしっとりしても、それは浸透したからではない!!
オイルを使用してお肌がしっとりしますよね?
正直使用した感じを率直に述べると、化粧水・乳液を使用した時より使用感がしっとりしているように感じます。
これも、オイルがお肌になじみやすいことに由来します。
そして使用後短時間でお肌になじみ、しっとりした使用感が続き、お肌のかさつき・突っ張りが無くなります。
これは化粧水等をしようしたあとも続きます。
ここまで話すと皆さんもお気づきかもしれませんが、「スキンケアの最後の仕上げにオイルを使用」した時と同じ状況になっているのです。
この使用後のしっとり感は、簡単に言うと錯覚のようなものです。
そのため、オイルを塗っても以下の効果は期待できませんΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン
オイル美容まとめ♪
いかがでしたか?オイル美容法に対するイメージが変わったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
オイル美容法というのは、一時的には効果があります。しかし。きちんと角層深くまで浸透するスキンケアを心がけるのであれば、日中を含め常に水分を補給する方法を一番おすすめしたいと思います。
どちらにせよ、お肌の水分の蒸発は避ける事が出来ないのですから、身体と一緒でお肌に水分を欠かさず補給する事を心がけましょう♡
それが一番お肌のためになりますよ♪
まだまだ寒い日が続きますが、皆さんお肌の事はきちんと労わってあげてくださいね(o^―^o)ニコ